教誨師会

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教誨師会

教誨師会の紹介です。
教誨師とは・・・
日本国憲法に定める信教の自由の観点から、全国に点在する矯正施設(少年院・刑務所)において、教誨活動が行われている。教誨活動とは、収容者・受刑者の徳性の育成や精神的救済を目的として行われる活動であり、この教誨を行う者のことを教誨師(きょうかいし)と呼びます。
京都教区教誨師会では・・・
京都教区教誨師会は、教区内の教誨師12名と篤志面接委員2名。また、教区としての教誨師会がない長浜教区の教誨師1名を含む計15名で構成されており、それぞれ大阪矯正管区又は広島矯正管区内にある刑務所や拘置所等7つの矯正施設にそれぞれ所属し、教誨活動を行っています。
また、当教誨師会では、年1回、総会と研修会を併催しています。研修会は、講義や会員の教誨活動報告と意見交換等の形で行われます。その他、全国各地の矯正施設の訪問・見学とそれに併せて現地教誨師・篤志面接委員の方々との交流を行っております。
真宗の教誨
教誨活動は、矯正施設において、「一般教誨(道徳倫理の指導)」と「宗教教誨(宗教的講話・対話と儀式)」が行われております。当教誨師会が担うのは「宗教教誨」ですが、それぞれの教誨師・篤志面接委員が自分の現場で「真宗の教誨」を実践し模索しております。
真宗大谷派教誨師会が「真宗の教えに基づく教誨とは如何なることか」との提起を骨子として編纂した『真宗の教誨』に、金子大栄氏の言葉が載っています。

「第一義的な人間を第二次的に見る人間も、仮面をぬいでしまえば、みな第一次的な人間であるというところで、お互いに第一次的な人間であるというところへ自覚していこうではないか。こういうところに真宗人の考えた本当の同朋感情というものがある。自分は賢いものだということを考えて、その高いところからそれに従わせていこうというところには、決して平和はこない。(抜粋)」

教誨師会会員の具体的な活動は、個々の孤独な現場の中にあります。教誨師と篤志面接委員は、その現場で真宗同朋会運動の展開に辺際がないことを証しようとしています。

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